
和でも洋でもなく、新しくも古くもない、なるべく編集しないで動物がただ巣をつくるような、目指すかたちをもたずに設計した。それが純粋で当たり前のことだと思ったし、本当のことだと思った。
生産緑地も多く残る郊外に建つ戸建住宅。玄関の広い土間はガレージ以外にも自由に使えるスペースとしている。OSBという木目の壁は自由に釘が打てる。吹き抜けのハンモックは、大人二人が乗っても大丈夫な設計となっており、普通の住宅にはない価値を創造している。
広さより空間の質と広がりを大切に、「小さく住む」というライフスタイル。内外装に木材を多く使い、時間とともに味が出る家づくりを実現。構造材を見せて天井高さを確保しながら木のぬくもりを感じさせています。
目指したのは「包まれている安心感」 外から視線が入らない「プライベートテラス」を持つ開放感のある住まい。テラスがあることで室内に光を取り込み、内と外 をつなぎ、開放的でありながらプライバシーを守る、住まい手のための「住まい」を一緒に創り上げます
それぞれの居場所での時間の過ごし方に対して空間性をきちんとしつらえながら、その空間がいかに庭や坪庭といった外部空間に対して開き、心地よい空間体験を作り出すことができるかという細やかな設計を目指した。
敷地は鹿児島のシラス台地にあり、そのシラスを利活用した国内初のシラスブロック積みによるエコハウスです。高温多湿な気候でもシラスブロックの効果により快適な温熱環境を実現しています。



